エポックとイテレーション

エポック (Epoch)

レーニングデータセット全体がニューラルネットワークを1回通過することを指します。 エポックの数だけ、ネットワークはデータセットを通過します。 エポックが多すぎると、過学習のリスクが高まる可能性があります。

覚え方

「世代」や「年代」という意味も持っているので、「全体のデータセットが一世代を終える」と覚えると良いです。


イテレーション (Iteration)

ミニバッチごとの前方および後方の伝播を指します。 例: 10,000のサンプルを持つトレーニングデータと、ミニバッチのサイズが100の場合、1エポックあたり100回のイテレーションが必要です。

覚え方

「反復」という意味なので、データセットの一部を「繰り返し」学習することとして覚えると良いです。


視覚的な例

想像してみてください。 ある本があり、その本は全体のトレーニングデータセットとします。 1エポックはその本を一度最初から最後まで読むことを指します。 しかし、一度に全てのページを読むのではなく、ある数のページ(ミニバッチ)を一度に読むことをイテレーションと呼びます。